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これが舞阪の甘鯛だ。



これが舞阪産の甘鯛だ!。


別にアンカケにしてあるわけじゃなくって鮮度があまりにも良いものですから『ヌメリ』がついたままなんですネェ。ベトベト・・って言うわけじゃなくって『ヌルリ』とした感じが残っています。この甘鯛・・まな板の上に置いて『ポン』っと叩くとグググゥ〜と尻尾のほうが持ち上がってきます。死後硬直してしまったらこんな風にはなりませんよネェ。それでいて身はきつくカッチリと締まっているんです。本当なら『甘鯛』のウロコを取るのは包丁でウロコを漉き取るのが一番いいんです。身割れをふせいでくれますからね。でもこれくらい鮮度がいいとウロコ取りでバリバリとやっても全く大丈夫・・。・・・それでも『刺身』にするものは丁寧に包丁で漉き取っていますけど

いつもいつもこんなに鮮度がいいわけじゃありませんが(そうは言ってもほとんどがこれくらいの鮮度を維持しているんです)夕方舞阪港に入った船が持ってきた『甘鯛』は、浜松っ子が大好きな『餅鰹』と同じ『餅甘鯛』状態になっています(笑)。死後硬直が始まる前の状態で運ばれてきますから、まさに身は『モチモチ』の状態です。3枚におろして刺身にしようとすると『包丁』にねっとりと絡み付いてくるような感じがします。

食材だけに頼りっきりになるのは決していい事だと思いません。確かにどんなに素晴らしい技術を持っていても、肝心な『食材』がお粗末なものではその素晴らしい『腕』も光ることはないと思いますが、逆に『食材』がいくら素晴らしくっても、その『食材』を活かす『技術』を持たない料理人であれば、ただ『食材』ありきでその『食材』を自慢するだけになってしまいます。

それじゃぁ『私』が素晴らしい技術を持っている・・とか言っているわけではありません(爆笑)『食材』のもつ功罪の一つとして『食材』があまりにも素晴らしいと料理人と言うのはどうしても『楽』をしてしまうものだ・・・と言うことをチョビッと言いたかったのです。余計なことをすることはありませんからネェ。・・が・・しかし・刺身にすることが単純なことだとは決して思わないでくださいね。シンプルで単純に見える仕事こそ、その料理人の持っている『技』がそのまま出てきてしまいますからネェ。・・・『私』なんか、えらそうなことを言っても『甘鯛』様のお力にすがっているだけなのかもしれませんから(大爆笑)。

今シーズンは、あまりにも素晴らしい『甘鯛』のおかげで『甘鯛』の書き込みが何度も続きます。たぶん後何回か書き込むと思いますが(笑)懲りずにつき合ってください
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